ニュージーランドにいます

ニュージーランドで生活してて見知ったこと、経験したこと

日本のエンジニアは海外に出るべきかという話

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私は今ニュージーランドのIT企業でプログラマーとして働いています。G7に入ることもないし北半球ですらない国ですが、ニュージーランドで働く身として「エンジニアは海外に出るべきか?」について書いてみようと思います。

エンジニアは海外に出たほうがいいか?

海外に出たほうがいいのか悪いのか、というのは人によって様々です。

すでにその国で働き口があって、ビザも取れている、と言うなら別にお好きになさってください、という話ですが、そういう感じじゃない人が結構いて、そのせいでこの手の話に乗り切れないんじゃないかなと思います。

私は金融系SEやって、一度転職、その後ニュージーランドに移住しました。最初は仕事もなく留学して、ビザもらって就職して永住権にこぎつけた、という流れなので、「海外に出ることを考えているエンジニア」の人たちがピンときやすい流れかもしれません。

どうやってニュージーランドに移住したの?

私は現在ニュージーランドのResident Visaを持っています。来年の2月くらいにPermanent Resident Visaを申請する予定です。PRVが手に入ったらこれで海外移住活動そのものは終わり、現地での生活が続いていきます。

ここから4年済むと市民権を取得できたりしますが、そこまでやるかはわかりません。

日本の国籍離脱や国籍復帰のやりかたとか調べたらやるかもしれませんがめんどくさすぎそうで・・・

ここに来るまでの流れを書いてみようと思います。

Resident Visaは早い人なら2年以内、私は色々あって8年かかりました。

おかげでかなり呪詛が溜まっています。

赤い政党は許さない・・・

  • 日本でニュージーランドの永住権取得のための調査をしてFit & Gapをする、英語と現地での職があればいけそうだと当たりをつける
  • 英語(IELTS overall 6.5以上)が必要とのことで日本で取得(海外移住開始の条件にしていた)
  • 日本で退職、身辺整理
  • ニュージーランドに移動、1年間現地の専門学校に留学 (Level 7)
  • 卒業、Post Study Work Visaを取得
  • 就職
  • 解雇
  • メンタル凹みすぎて1年間の自宅警備活動に従事
  • リトライを決断
  • Level 8はIELTS 全モジュール6以上、overall 6.5以上が必要だったのでIELTS再受験、スコア取得
  • Level 8の専門学校に入学
  • 父他界、一旦学校をやめて帰国
  • NZに帰国、Level 8の学校に入り直す
  • 1年間通って再度Post Study Work Visaを取得
  • 就職
  • 永住権申請
  • コロナショック、政府の気まぐれでビザの申請がアホかというレベルで滞る
  • 永住権取得
  • 会社が買収されてリストラされる
  • 再就職(今ここ)

という感じですね。多分海外移住で想定されるトラブルの殆どを経験していると思います

海外に出ることのメリットとデメリット

海外に出るということは日本での生活を終わりにして海外で何もかも再構築することになります。

友人も親戚もいません。

メリットは給料やワークライフバランスなどの待遇が良くなることです。

日本人であることがメリットになったことはいまのところありません。

待遇は、物価は2倍になりますが、給料は2.5倍になるイメージですね。

あと、キャリアアップというか給料を上げる手段が転職と明確です。

デメリットはかなりあります。

  • 賃貸の一軒目を見つけるのがかなり苦労する(これまでに家を借りた経験がないと家を貸したがらない人が多いらしい)
  • 最初の仕事を見つけるのがかなり苦労する(これまでにNZで仕事をしたことがないと雇いたがらない人が多いらしい)
  • 結構なんだかんだ差別がある
  • 某国人がかなり運転荒くて怖い
  • 人間関係を一から構築する必要がある
  • カルチャーショック
  • 食文化がかなり違うから人によってはげんなりする
  • 日用品の質もかなり違ってストレスを感じる
  • 治安
  • 医療の違い
  • 海外移住をしている間のお金のことが悩ましい
  • 永住権を取得するまでかなり制約がある
  • 永住できずに帰国するケースがある
  • パートナーや子供に降りかかる海外移住の各種問題
  • 日本で得た情報と現地の肌感覚が著しく違う

これらを押しても海外移住したいのかという話になります。

結論をだせというなら

行かないで済むなら行かないのが一番いいと思います、なんだかんだ日本は経済大国でかなり便利だし、日本人にとって最適化された国なので。

行きたいと言うならば以下のことは考えておきましょう。

  • すでに現地で仕事があってワークビザを手に入れた状態で行けるなら経験も詰めるしいいと思います
  • 現地に飛び込んで手探りで行こうとしているならかなりリスキーですから、ゴールまでの道筋をしっかり決めていきましょう
  • よくわからないけど行けばどうにかなると思っているなら絶対やめましょう、一度誰かと相談したほうがいいと思います。

移住してみて実際どうだったの?

移住してみて良かったか?と聞かれるともちろん長短ありますが、私は良かったと思っています。

最も良かった点は子どもたちに将来の選択肢(日本に行くか、NZにとどまるか、NZを起点にCommonWealthで生きていくか)を提供できたことです。これはかなり大きいと思います。

次に、プログラマの待遇がかなりいいという点です。最低賃金の2〜3倍はもらえてると思いますし、休暇も取りやすいし、残業もありません。

ただ、オークランドは道路渋滞がひどいのがいただけません。

永住権取るまでの苦労はかなりすごいんですが、終わってみると全体的には移住してよかったな、と思っていますが、やはり辛さを知っている身としては「やらないで済むならやらないほうがいい」が私の回答です。

子供の勉強(特に日本語)をどうするか

海外で生活していると、どの国でもやっている科目と日本独自の科目があります。

日本独自の科目として特に有名なのは国語といってもいいでしょう。

私も学校に行っているときになんで日本人なのに日本語勉強すんだよ馬鹿らしいと思っていたんですけど、海外に来るとこのばかばかしさが100倍位になります。なのでこの辺頭を悩ませる親御さんも多いんじゃないでしょうか。

海外で日本語を学ぶことのメリットのなさ

日本に住んでいると、日本語と英語のバイリンガルというののメリットは結構大きいですよね、なんだかんだ経済大国でありながら言語が固有にもほどがある日本語と、その日本語から最も遠い所に位置する英語を話せるっていったいどんな異世界転生ですかっていうくらいにあれでこれでそうなんですよ、日本に住むならば日本語は当然必須ですし、国際的な共通言語ともいえる英語ができることで将来の選択肢も大きく広がります。つまり日本語ネイティブが英語を使えるようになるメリットは説明しやすい(そもそもそういう事があったのでいまニュージーランドにいられるわけですし)。

ただ、海外で日本語を学ぶことって実は全然メリットがありません。だって生活の中に日本語なんか登場しないし、日本人が英語を一生懸命学ぶだけのエネルギーを外国人が日本語を学ぶことに費やしたりなんかしません。以前オークランド大学の日本語を学んでいる学生さんに会ったことがあって、あれ、この子は日本で生まれて育ってニュージーランドに来たのかな、っていうくらいに日本語が上手だったことがあって、やりこむ人はとことんやりこむんだなあなんて思ったりもしました。

よく子供が「勉強なんて社会に出て何の役に立つんだよ」って言いますが、海外在住者にとっての国語はもうこの一言でぐうの音も出なくなるということでもあるわけです。実際に日本語何か社会で使いませんからね。使えたほうが便利かも、なんていう事もありません。

現地の人が日本から輸入した中古車に乗ると、カーナビが何か奇怪な呪文を唱えると気味悪がっていることがあるので、その時くらいでしょうかね。

海外に住む子供たちの日本語

じゃぁ実際にどうなるのか、っていう話なんですけど、海外に住んでいる子供たちの日本語はやはり家庭によってまちまちになります。この辺は各家庭が日本語をどう見ているかとかそういう事も関係しているかもしれません。

割と不思議なことになる子もいて、日本語で話しかけるときちんと理解できるんだけど、言葉が出ないので英語で話すなんて言う子もいますし、割とよく見るのは、日本語と英語が混ざってしまう感じ、いわゆるルー語みたいになる子ですね。

たとえば、「昨日学校でダンスイベントにアテンドして、頑張って踊ったらファーストプライズもらった」みたいな感じでしょうか。で、この日本語もどこか英語っぽい発音、っていう子が割と多いように見えています。

他にも、敬語というものがきちんと理解していないので、目上の人に急にため口聞いちゃう人とかもします。息子の友人に「そういえば昨日何してたの!?」とか急に言われてびっくりしたことがありますが、海外に住んでいるとこの辺の使い分けもあまりできないかななんて思ったりしますが、変にしっかり日本語が話せる分誤解も生みやすいのではといらぬ心配をしたりもします。

海外でどう日本語を身につけさせるか

子供さんが日本語を一切失って英語ネイティブになっても構わない(=子供が日本での生活をあきらめるかその時に頑張ればいい)っていう人はそれでもいいんでしょうけど、大体どの家でも「日本語をどうやって身につけさせるか」というのは悩みの種のようです。我が家は日本人家庭であり、家庭では日本語しか使わないので、子供は日本語を使わざるを得ないということもありますし、そもそも下の子どもはいつになったら止まるかわからないくらいのぶっ壊れコミュニケーションモンスターなので、聞くのと話すのはほとんど心配がいりません。

なんでこの親からあんな子供が生まれてきたのか不思議で仕方ありません。

色々と本を読んだりもしているので、どういうときに敬語を使うのか、であるとかも割と心得ているようで、初対面の大人とか、習い事の先生とかには割と敬語を使っています。

どんな本を読んでいたかっていうと、かいけつゾロリが大好きなようです。

あと、なぜか歴史が大好きで、いろんな歴史の本も読んでいます。

最近は「自由民権運動って明治11年から始まったんだよ!」とか「ほそいっていう感じは細川勝元の細だよね!」とか、もう勘弁してほしいことまで出題されるようになりましたが、読書量が増える、というのは悪いことではないのでこの辺は割と自由にさせていますが、借りた本を雑に扱ったときは注意します。

私は、なぜか中学校の時に三国志大好きな歴史オタクの子に気に入られて毎日放課後にさんざん三国志の話を聴かされたことがトラウマになって歴史が好きじゃありませんでした。三国志の内容もほとんど覚えていません。

問題は漢字

というように自分が読みたい本を読んでいっていろいろな文字を読めるようになっていくのはいいことなんですが、「文字を書く」ということについてのモチベーションが結構保てなくて、いまだに平仮名も間違えたりします。読めるけど書けないっていうのは不思議なものですね。私も薔薇は読めるけど書けません。

しかも間違ってても直す気がないという徹底ぶりです。

漢字については

このシリーズをやらせていますが、やはり飽きてしまうようで、最近は表紙を指でぐりぐりし続けています。ぐりぐりしてるなら形だけでも練習すればと思うんですけど、もう表紙を開けることすら嫌になったようです。

確かに書いて覚えるっていうのは私も苦痛だしあまり意味がないなと思っているんですけど、どうしたもんでしょうかね。もっと山の様に本を読ませる方がいいかもしれません。

在外邦人のご家庭では漢字ってどうしてるんでしょう?お子さんが漢字を覚えるのが趣味になっちゃうならそれはそれで楽かもしれませんが、どうやってモチベーションをつけるのか、というのは私にとっては割と悩みの種ですが、最悪見れば読める、見ればわかる、位まで行けば、スマホの変換候補で行けるのかなとか一応妥協案は考えています。

日本で買ったものを転送する業者を使おう

こんにちは

ニュージーランドの生活において日本と違うところは本当にたくさんあるんですけど、実生活で使う道具とかは結構その差分が大きいこともあってストレスがたまります。

最初のうちはこっちで買ったものでどうにかしようと試行錯誤しますし、それでいいならいいんですけど、譲れない線ってあるじゃないですか?

超えちゃいけない一線、そこは超えるわけにはいきません。

たとえば、化粧品とか文房具何かはこちらで買うよりも日本で買ったほうがいいでしょうし、本とかもそうですね。そういった日本の物をこちらに持ってくるにはどうするかっていう話ですけど、いくつか手はあります。

  1. 日本の親せきや友人に送ってもらう
  2. 一時帰国したときにごっそり買っていく
  3. 転送業者を利用する

1はやはり先方の都合もあるからあまりせかすことはできませんし、2についてはそんなにしょっちゅう一時帰国することもできないので、現実的ではないし、どのくらい必要になるかはわかりません。

そこで1と2についてはやっぱ何かの特殊イベント位の扱いにして、3の業者を使うというのが現実的だなと思います。

何なら毎週帰国しても問題ないくらい余裕があるなら帰国すりゃいいじゃねーかこっちゃ庶民なんだよ!と勝手に切れたりもしつつですけど。

今回は転送業者の選び方を書いてみようかなと思います。ただ、いくつもの業者を利用して比較しているわけではないのでご注意ください。

転送業者ってどういう業者?どうやって使うの?

転送業者というのは要は日本から海外発送する物のインボイス作成から発送までを手掛けてくれる業者です。基本的な流れはあまり変わらないと思いますが、以下のような手順になると思います。

  1. ユーザー登録をして商品送付用の住所を割り当ててもらう(初回登録時のみ)
  2. Amazonなどで買い物をしてその住所に商品を送る
  3. 業者に発送依頼をする
  4. 支払いなどを済ませて業者が発送する

こんな感じですね。

業者ごとの個性とか性格とか

業者は一括で大量送る顧客を対象としている場合や、一つ一つの商品を逐一転送する、という場合があるようですので、自分が海外に物を転送する場合はどういう買い方をするのかというのはやっていくうちにわかると思いますので、都度業者を変えるのもいいかもしれません。

このほかにも、ショッピングサイトと提携している転送業者などもいます。こういう場合はその業者を使わないと買えないとかあったりします。

たとえば毎月少量を買って転送してもらいたいのであればあの業者、半年に一度まとめ買いをして大量に送ってもらいたいのであればこの業者というような感じになります。

このほかにも業者が倉庫を持っている場合が多いんですが、その倉庫にどのくらいの期間おいておいてくれているのかなんて言うのも大事だったりします。

我が家が使ったことがある業者

我が家は基本的には一社だけを使っています。

benlyexpress.com

ぶっちゃけなんでこの業者にしたのかは覚えてないんですが、問い合わせに対する応答も早かったりするので結構いいとこだと勝手に思っています。

もう一つがWorldshoppingです。

www.worldshopping.global

こちらは何かかったときにWorldshoppingじゃなかったら発送しない!みたいなサイトがあったので使ったんですけど、単品を発送する場合は結構使いやすかったですし、そういう業者さんみたいです。

この業者さんは、購入代行までもカバーしてくれていますね。

NZと日本両方ある場合は?

ある商品があって、日本でもNZでも売っているということも割とあるんですが、こういう場合でも転送業者を使ったほうが安いという場合もありますし、選択肢の豊富さはさすが日本っていう事もあります。

なので手に入るまで2か月くらい先になっても別にかまわない場合はちょっとまって転送業者で買うなんて言う人もいます。

以前友人の中国人に「カーテン何かNZでもあるのになんでわざわざ中国から取り寄せるの?」と聞いたら、「取り寄せ手数料しはらってもまだNZのほうが高いし品質も・・・ねぇ・・・?」って言われてぐうの音も出ませんでした。

そういうわけなので賢く使ってみましょう。

車を持っていかないと割と詰む可能性がある

日本でまだ準備中です。今回は車の話です。

海外移住をした先で車がないと不便になる可能性がおよぞ800%くらいで我が家は大変不便でした。

車を入手するにはどうするのか?というと日本から持っていくケースと現地で買うケースがあります。

これはどちらがいいのかというと一長一短です。

実際どっちがいいのか?

車の入手を現地でやるか日本から輸出するかというと私は日本で乗り慣れた車を持っていくのがいいのではと思っていますが、現地で買うというのもちろんありです。

ただ、それぞれのpros,consを書いてみます。

車を持っていく場合

持っていく場合は乗り慣れた車を持っていけるという点がありますが、船便で送るため、到着まで普通に数ヶ月かかる点がデメリットです。

また、現地で車検をやることがあり、それに合格しないなら追加料金を支払って修理をしないとだめと言われてしまうリスクもあります。

特に事故を起こした車の場合は修理していても内部構造にダメージがあるなどそういう見えないところまで細かく見られるので認識しておいたほうがいいと思います。

私はあの保険屋を永遠に許しません。

現地で買う場合

現地で買う場合は、買ってすぐに乗り始めることができます。ニュージーランドは新車で買うという市場がお金持ち用でだいたい中古車を買って乗っています。

ただ問題は高いという点です。

車の輸出はタイミングがある

車を持っていくのは車を個人で輸出するという扱いであり、使用できる船のスケジュールも決まっています。そのため、日本で車がない状態で何週間も過ごす可能性があり、この場合は結構不便になったりします。

使っていないようで使っているのが車って言うことでもあります。

車の輸出にも条件がある

車を持っていくとしてもなんでもいいわけではなく、その時のルールが決められています。例えば車の年式や車種などが使っている車に適合しない場合は持っていけませんので、そのへんは早めに確認しましょう。

車って本当にいるの?

車なんか本当にいるの?と思う人もいるかもしれませんが、なくても別にいいですよ、ただ間違いなく生活は凄まじく不便になるでしょう、というのが私の答えです。

スーパーのすぐそばに住むという手もあるかもしれませんけど、なかなかそういうことはなさそうです。

私はオーストラリアでも住んでいたことがありますが、どちらの国も住宅用の地域と買い物用の地域が結構明確に分かれていて、近場のスーパーとかコンビニで買い物をするという感じのライフスタイルはやはり日本ならではだなと思います。

バスや電車はどうなの?

車はないにしてもバスや電車を使えばいいのでは?と思うかもしれませんが、まずこれらはあまり日常的に使う用途としては便利じゃありません。むしろ不便です。

率直に言って、不便です。

車で行けば20分のところに1時間かかるとかもザラですから、基本的には時間を余計にかける、しかも結構な量、という感じで考えた方でいいでしょう。

例えば都市部などの駐車場が高い場所に一日いるというような場合はコストメリットもあるでしょうけど、個人的にはそんなもんだと思います。

そういうわけで車は必須

車がいるかと言われると明確に「絶対必要!」という気はないんですけど、あるとナイトで便利さが100倍以上変わってくるので、車は持っておくことを強くおすすめしますが、現地で買うと高いので日本で使っている車を持っていくことを検討したほうがいいでしょう。

戸籍謄本とその翻訳は間違いなく持っていけ

こんにちは、とのっちょです。

まだ日本から出ていません。

入念に準備をして海外移住をスタートしても、「あーあれやっとくんだった」っていうの結構あります。

海外移住を始めるにあたって絶対に必要なものって何かわかりますか?

  1. パスポート
  2. 現地の当面の滞在先
  3. ビザ・査証
  4. 現地に行くための飛行機チケット
  5. 現地ですぐに使える住所(移民アドバイザーが貸してくれる)
  6. 現地の銀行口座である程度の生活費が入金されたもの

とにかくこれくらいあれば最悪現地調達でどうにかなるっていうのはこんなものだと思っています。

当然このほかにも、衣類や生活必需品、携帯、パソコン、何かも必要でしょう。特にパソコン、現地のキーボードは日本のそれと結構違うので日本から持って行ったほうが得策だと思います。

実はもう一つあるもの(ネタばれ済み)

このほかに「ないとたぶんほぼ確実に困るもの」として戸籍謄本とその翻訳があります。

戸籍謄本は役所の住民課で手に入りますし、その英訳については、窓口で聞くと、たとえば総務課などで対応してもらえます。ではなんで戸籍謄本をひとまず持って行ったほうがいいのかについて書いてみます。

戸籍謄本で手に入る各種証明書

言った国には日本の領事館や大使館があって、そこではビザの申請における重要なものを発行してくれます。

  1. 親子関係を証明する出生証明
  2. 夫婦関係を証明する婚姻証明
  3. 犯罪歴がないことを証明する無犯罪証明

そしてこれらを取得するために必要なのが、所定の期間内に発行された戸籍謄本の原本です。

何かがビザの申請時に必要になります。当然現地の翻訳業者に頼んで戸籍謄本を翻訳してもらうこともできますが、この辺の違いについては別途かきます。

現地では戸籍謄本を発行してもらえない

これは国によって違うかもしれませんが、私の言るニュージーランドでは領事館は戸籍謄本を発行してくれませんし、国民に代わって取得してくれることもしません。

各種証明書には戸籍謄本が必要ですが、戸籍謄本は自分たちで持ってきてね、っていうのが彼らの基本スタンスで、ここが変わることはなさそうです。

戸籍謄本を持ってくるには、いったん帰国するか、それとも郵送での発行を申請するかになります。

ウェブサイトで必要事項記入してクレカで支払ったら後日メールに添付されて送ってくる、なんていう事は全くなく、申請書をダウンロードして印刷して記入して返送用封筒とか身分証とか申請料金を同封して郵送、到着後役所で発行したものを改めて郵便で返送というこの令和の時代になんでそこまでっていうくらいマニュアルですし、普通郵便でやると、何週間もかかります。

しかもお金を同封(NZでは定額小為替がない)するのは本当はルール違反みたいなんですけど、もうだめもとで送るしかありません。

日本政府は海外にいる日本人にその国でのルール違反をさせている現状を早く解決してもらいたいものです。

戸籍謄本の翻訳があって一命をとりとめた話

海外移住をする前に、現地の口座を開設してある程度の生活費を入金しておく、というのは割とあると思いますが、その口座のキャッシュカードを受け取るときに戸籍謄本の翻訳が必要でした。最初これ持っていくの忘れて門前払い食らって絶望しかけたの今でも覚えています。

キャッシュカードがなければもうどうしようもありませんからね。

要は口座を開設したときの本籍と戸籍謄本の本籍を照らして確認していたようです。

日本のANZで口座開設してたらそんなことはなかったのかもしれませんけどね。

www.anz.co.jp

オーストラリアにワーホリで行ったときはここで口座を開設して、シドニーで特に問題なくカードとか受け取れたのでこっちのほうがスムーズだったのかもしれないんですけど、口座開設手数料がバカ高いし、その辺も自分でやってみたかったんですよね。

致命的な事態を避けるためにも戸籍謄本を持っていきましょう

銀行でカードを受け取れないというのは要はお金を引き出せないし、買い物もできないし、何もできないという事と同義です。もし日本に送金してくれる人がいるのであれば、入国後に口座開設するのもいいかもしれませんね。

何にしても戸籍謄本とその翻訳は持っていくものリストの一つに加えておくことをお勧めします。

私はNZに来たので英語翻訳でよかったんですけど、他の言語だとどうなってたんでしょうね?

出国前の準備、ゴミ出し

NZに移住することを決めて、IELTSで6.5取れたので留学の手続きだ何だと済ませた後にやってくるのは、海外への引っ越しの準備です。

国内の引っ越しなら「まぁ仕方ないか」と判断に悩むものは箱に入れて持っていくこともできますが、海外に行く場合はなかなかそうもいかず、捨てるか持っていくかの二択以外がなかなかなくなります。

思い出の品だとかそういったものも当然のことながらあるわけですが、この辺はどうしても捨てられないものだけ箱に入れて持っていき、あとは写真にとって処分しました。

撮った写真を見たいとなったことが一度もないあたりにまぁそういうもんだよねっていう気もします。

次がゴミです。

近場の集積所を毎日のようにあふれかえらせるというのもなんとなく気が引けるんですが、収集スケジュールを守っていたら絶対に終わりませんでした。

そこで役場に「海外移住を控えていて大量のごみをどうしていいか途方に暮れている」という相談をしたところ、収集日以外にもゴミを出す方法を教えてもらいました。

  1. 粗大ごみとかを処分するときに貼るシールを袋に張り付けて家の前に置いておく、申し込むと収集に来てくれる
  2. ゴミ収集センターみたいなところに自分で持っていく

後は家の前に不用品ですご自由にどうぞ箱を置いてそこに入れておくと気づいたらなくなっています。ご近所のマダムがもらいに来てくれていたようです。

お金がふんだんにあるなら全部持って行ってもいいのかもしれませんが、現地の家がどういうものになるかもわからないので基本は捨てて向こうで買いなおす、という作戦になりました。

ゴミを出し切った後の家というのは掃除がしやすく、広く、静かで何か寒気すらしました。ミニマリストの気持ちも少しわかりました。

ニュージーランドの永住権が取れておよそ4か月がたったのでブログを書こうかなと思いました。

こんにちは、とのっちょといいます。

日本でITの仕事、もうちょっというと

下請けx金融xSIer

という大三元を10年ほど経験した後、某ベンチャー企業でお仕事させてもらって2014年からニュージーランドにきて2022年2月に永住権が取れました。

ニュージーランドでの生活とか海外の情報とか、できるだけしようもないものを書いていこうかなって思います。

永住権はどうやってとったの?

粘りがちでした。

もう何が何でも帰らない(仕事はしていたので帰る必要もなかった)という気概で8年間いたところ、ニュージーランド政府が2021レジデントビザというのを発表してそれの最優先対象者だったので2021年12月に申請して2022年2月にビザを手に入れました。

その前に2018年に申請したスキルド・マイグラント・ビザは放置されまくった挙句にキャンセルして返金待ちですがまだお金返ってきていません。早く金返せ・・・金返せ・・・

雑多な質問と回答

海外移住していると割と聞かれがちなことに対してざっと書いてみます。

やる気さえあれば英語不要ですか?

そんなわけないでしょ、必須です。

生きていく上で英語はどのくらい必要ですか?

有ったらあっただけいいと思います。少なくともIELTS Overall 6.5かそれ相当の何かを移民局に示さないと永住権はもらえません。

このスコアでも十分だと思ったことはありませんから必要な量があったとしてそこに到達できる人のほうが少ないと思います。

羊はたくさんいますか?

思ったほどいません。郊外や南島に出るとわかりません。今羊は減っているそうです。

物価はどうですか?

東京が安くて驚きます。

不動産は買えますか?

築100年クラスのガタガタな家一軒で日本の新築3件分位しますから無理です。

海外生活で子供はぐれますか?

知りません、家庭次第ですが、多分一度は学生ビザでワーニング受けると思います。

反日思想の人に襲われますか?

見たことすらありません。

英語はどうですか?

しゃべる速度が世界一速いといわれるだけあって難しいです。

英会話学校にいたおばあちゃんの先生の英語はすべての生徒があきらめていました。

一人だけフィリピン系フランス人がいて、彼だけは普通に会話できていたので何かしらあるとは思います。

海外移住はお勧めですか?

しないで済むならそれが一番だし国内移住でもいいような気がします。

このブログで何をするの?

ニュージーランドに住んでて思ったこととかいろいろ書こうかなって思っています。